お姉さんだから。
昭和の子ども時代。
長女の私は
「お姉ちゃんなんだから。」
と言われて育ちました。
弟の面倒をみて。
譲ってあげて。
しっかりして。
本当は寂しくても
悔しくても
甘えたくても
そうはできない子でした。
そしてやがて表面と内面に
ギャップのある大人に
育ったように思います。
お酒が入ると内側の自分が
表に顔を出してこようとします。
実際何度も出て来てたと思います。
翌日酔いがさめると
そんな自分に嫌悪して後悔して
一日中苦しめられて。
「たまにはそうやって自分を
開放するのもいいんじゃない?」
と周りの人は言います。
でも「たまに開放した」結果
苦しい思いするのは自分な訳で。
表面と内面のギャップを埋めていくのも
折り合いつけていくのも
しらふで冷静な自分にしかできません。
お酒のチカラでは
誰も楽にはなれないのです。
お姉ちゃんだからと言われなくなって
何十年も経ちました(^.^;
お母さんだから
おばさんだから
年寄りだから。
これからもそんな事は続いて行きます。
どんな自分を作って行くか。
まずはお酒を飲まない人。
これですね。
飲まない毎日が
当たり前の毎日に。